東京大学 受験傾向

東京大学は推薦入試と一般入試(前期日程のみ)によって学生募集を行う。本概要では一般入試に限定して記述する事にする。一般入試は、文科類は目黒区駒場にある『駒場キャンパス』、理科類は文京区本郷にある『本郷キャンパス』にて、2月25日~26日の2日間に渡り実施される。 東大入試の対策としては、まず、駿台予備学校の東大入試実戦模試(推薦入試はアンケートのみ実施)、河合塾・Z会共催の東大即応オープン、SAPIX YOZEMI GROUPの東大入試プレ、東進の東大本番レベル模試といった東大対応模試(いわゆる『東大模試』)を受験することが望ましい(何れも一般入試に対応)。加えて、東進では高1・2生を対象に「東大入試同日体験受験(2/25.26日)」が実施される。実施日当日の学力検査で実際に出題された問題を使用することから、実際の東大入試を早い時期から知ることができるいい機会にもなるので、余裕が有れば受けて見るのも良い(因みに、この模試は文類志望者は社会、理類志望者は理科の受験も可能)。各社とも毎年的中を競い良質な予想問題を作成している。また、これら東大模試の受験者層は実際の東大入試本番のそれとほぼ重なる。東大合格者の中にこれらの東大模試を1回も受験していないものは皆無であると言って過言ではない。(駿台予備学校・河合塾・SAPIX YOZEMI GROUPは年2回、東進は年3回、それぞれ行われる) また、これらの模試とセンター試験対策のマーク模試の成績でドッキング判定(総合判定)が行われる場合も多いが、こと東大に限ってはセンター試験の配点が低いということもあり、あくまでも『模試の段階』においては、ドッキング判定は意味をなさないと言える(東大受験生はほぼ全員が8割~9割程度得点し、そしてセンター試験における90点の差は、550満点に換算すると、10点程度の差にしかならない)。ちなみにこれらの東大模試においては、平均点を少し超える程度(偏差値52~53程度)でC判定が出る(文一・理三を除く)。問題を解く順番や試験時間の使い方など、模試を受験して各自研究しよう。

対策

センター試験
センター試験 学部で差はあるもののセンター試験と2次試験の配点率は概ね1:1としているところが多いので、少なくとも前期で75~80%かそれ以上、後期においては80%以上取れれば合格への希望が大きく開けてるだろう。ただし、これは一般的な目安であり上記のセンター得点率よりも低い場合でも2次試験で挽回できるので頑張って欲しい。 なお、工学部については平成24年度の前期日程試験より個別学力検査での理科2科目受験が必要である。 選択科目
文系は日本史・世界史のいずれかを選択する(観光学部のみ地理で受験可能)。 理系は物理・化学・生物から1科目を選択。
日本史
大問が2個あり、内容はどちらも空欄を埋める問題と下線部についての設問である。問題数が多く、難しい用語を書かせる問題や20字程度の記述問題も出題される。また、マイナーな事項のテーマ史が頻出なので、資料集にも目を通しておきたい(社会経済史では「土地制度」や「近代以降の女性運動」、文化史では「思想・宗教」「江戸時代の大衆文化」が頻出)。記述式の解答が約半数を占めるため語句を正確に覚えることが必要である。
世界史
幅広い地域・時代・分野から出題される。大部分は教科書を中心とした基本的な問題だが、中には細かな知識を含む問題も見られるので、用語集・資料集も使ってより幅広い知識の形成を目指そう。年によっては、20~30字程度の記述問題も出題される。
数学
大問数3問であるが、小問に分かれており、得点しやすくなっている。全体的にはやや易?標準的な問題だが、経済学部などは3問目の小問に積分的な問題すなわち二次関数の面積の問題がでることがありこの問題が最も難しいので時間が無ければ小問1問だけなので飛ばすこともやむを得ない.しかし受験勉強としては数Ⅰ・Ⅱの範囲を万遍なく演習しておく方がいい。
地理
観光学部のみ受験可能。基本的な問題が多いが、論述問題や描図問題が多いため日本史、世界史と同様に正確な知識が必要である。

センター試験利用入試

センター試験の結果のみによって合否が決まる試験方式である。全学部全学科で行われている。科目数は3教科型と4教科型に分かれる。合格するためには、学部学科にもよるが、85~95%は必要である。3教科型は私大専願の受験生でも受験可能である上に、センター試験の問題は立教大の全学部日程や個別学部日程の問題より若干簡単であるため、国公立受験生だけでなく私大受験生も積極的に挑戦するべきである。 経営・コミュニティ福祉学部は古典の試験を課さないなど、学部により入試科目が微妙に異なる。
前期日程
前期日程 英語 合格への鍵を握る科目は英語である。近年は全3問からなり、第1問と第2問は読解、第3問は英作文という形式が定着している。千葉大の読解問題は非常にシンプルな出題内容(例えば、下線部が指している内容を日本語で具体的かつ簡潔に記述・説明する、など)であるが、『超』長文と呼ぶべき量が出題される場合もあるので、対策をしておかないと時間内に終わらない可能性が高い。また、センターや私大型の勉強もそれなりに補完関係にあるが、記述力をつけるために必ず過去問にも当たるべきである。 数学 微分積分は毎年必ず出るので落とさないようにしたい。また、整数問題も頻出である。解法パターンの決まった標準的な問題なので平素の学習は黄色チャートで十分であろう。今までの記述模試の復習も有効である。数学が苦手な受験生は教科書レベルにさかのぼって学習することで部分点は取れるだろう。 国語 例年、現代文、古文、漢文の大問3問が出題されるパターンである。字数制限が付された上で記述解答させる問題の出題が形式化しているため、日頃から自分の考えを簡潔に表現できる力を身につけておくことが高得点への第一歩へとつながるであろう。また、漢文や古文を現代訳させる問題も頻出であるので日頃からコツコツ勉強し、古文単語や文法用法に関して知識を蓄えておくことが重要である。 理科 理学部数学・情報数理学科(理科なし)以外の理系受験生は「物理」「化学」「生物」「地学」のどれかを選択し、受験することになる。学部学科によって、受験する科目や科目数(たいていは1もしくは2科目)が違う。入試問題としては標準的な問題が多いため、基礎を固める学習が重要である。 後期日程
総合テスト 法政経学部の後期日程科目である。センター配点が計450点に対し、この総合テストは800点と二次試験の比重がかなり高いので二次試験での逆転が見込める。しかし、対策はかなり密に行わなければ合格は厳しいと予想される。総合テストと題されるが、中身は英語の長文問題2問で非常に長く難しい文章が出題される。